新年あけましておめでとうございます。
新年1発目は、サガットの調整についてです。
サガットはGとともにシーズン3の最後に追加されたキャラクターで、前作までのコンセプトを受け継いだ飛び道具主体のキャラだといえるでしょう。
主だった調整とその雑感を、以下に述べていきます。
・前ステップの全体動作が21F→20Fに、モーションが変更されました。
S3サガットの前ステップは、全体動作の長さもさることながら、踏み込んだ後に一瞬硬直するタイプのステップで、一番止められやすい、性能の低いステップでした。
1Fの動作減少に加え、モーションの変更が行われたことによって、最後の硬直がなくなり、性能が良いとはいえないまでも、サガットの弾の圧力と相まって、通せなくはないステップになったといえます。
・バックステップの全体動作が28F→24Fになりました。
S3サガットのバックステップは、硬直が見た目以上に長く、かなり早めにバックステップしていても相手の弾に追いつかれて着地に確定してしまう場面も多くありました。
極めつけは、画面端で起き攻めを受ける際、相手の投げ重ねを読んでバックステップを行うと、その硬直の長さのせいで打撃が確定するという悲惨な性能でした。
今回の調整によって4Fの動作削減が行われ、まだ性能が悪い部類といえるものの、悲劇的なほどではないものになりました。
・立ち弱P しゃがみ状態にヒットする攻撃判定を前⽅に拡⼤しました。
しゃがんでいる相手に2回刻むと、かなりのケースで2回目が当たらなかった立ち弱Pの判定が前に伸びたことで繋がりやすくなりました。
・立ち大K 初段の攻撃発⽣を7F⇒8Fに変更しました。
2段⽬のみヒットした際のダメージを90⇒80に変更しました。
サガットの主力技の一つ、立ち大Kが弱体化を受けた形です。
発生が1F遅くなりましたが、これは初段だけの話で、先端を当てるように振り回すことのほうが多い技のため、あまり影響はないのかなと感じました。
2段目のダメージも微減しましたが、これも大した弱体化じゃないですね。
・タイガーショット、グランドタイガーショット 弱・中版のみ、弾速を遅くしました 。
これまで、緩急の乏しかったサガットの弾に、ハッキリした差が現れるようになりました。
弱中のショットがより遅くなったことにより、垂直ジャンプでの回避や、弾抜け、吸収技等のタイミングをかく乱できるようになりました。
サガットにとって強みを伸ばす、嬉しい調整ですね。
・強タイガーアッパーカット 1F〜16Fに空中判定の攻撃に対する無敵を付与しました 。
「待望」のヤツ。
横にかなり伸びるものの発生が8Fと遅く、対空無敵がないために使いどころが難しかった強タイガーアッパーカットがついに対空技として機能するようになりました。
これまで強アッパーカットを出すのが躊躇われたようなタイミングでもガンガン狙えます。
ほんとに横方向にかなり移動するうえ、ステハイキャンセルで出した時の移動距離は想像を絶します。
移動アパカによる対空は意識するのが難しいですが、これができるようになれば画面端同士にいる状況でも、相手がタイガーショットを前飛びして近づくことすら許されなくなります。
ザッとですが、こんな感じでしょうか。
致命的な弱体化はなく、基本的に強化点が目立ちます。
依然としてピーキーな性能のキャラであることは変わらないため、苦戦するキャラにはとことん厳しい戦いを強いられることになるでしょうが、逆もしかりです。
僕のメインキャラの一人でもありますので、練度を高めて自信を持って出せるように仕上げていきたいところです。
今回はこのあたりで。